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【みんなのレッスン】第15回 卓球の素振りは効果があるのか

素振りというと野球少年が晩遅くに頑張ってやっているイメージが湧きます。

卓球にも素振りがあります。

結論から言うと筋力トレーニングと一時的な振りの確認のためには意味がありますが、初心者の何回も続ける素振りは効果が小さいです。

私が中学生の頃は部員数が多く台数も限られていたため、3年生が引退するまではトレーニングが中心で、走ったり、なわとびをしたり、素振りをしたりしていました。素振りに関してはフォアハンド100回、バックハンド100回といったメニューでした。

中学から卓球をはじめた方は同じような境遇の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

素振りは振り方をイメージできるようになってから

卓球をやった事がない中学生がいきなり素振りをすると変な癖がついてしまう事があります。また振り方が安定していない方や上手くイメージできていない方に関しても同様の事が言えます。ある程度打てるようになって振り方をイメージできるようになってから素振りをした方がよいでしょう。

初心者~初級者は素振りより回転をかける感覚練習とボール遊び

とはいえイメージできるようになったからといってピン球を打っている時と全く同じ効果が得られるわけではありませんし、実際と同じ動きをするというのはかなり難しい事ですので初心者~初級者の間は素振りよりも回転をかける感覚を養ったり、ボール遊び等をすると良いでしょう。

筋力トレーニングのために素振り

安定して強打等もできるようになってきたら筋力トレーニングのために素振りをしてみましょう。

実際に打ってみるとどのタイミングでどこに力を入れるのか徐々にわかってくると思います。ボールに当たる瞬間をイメージしてしっかりと身体を使ってスイングしましょう。腕だけだと戻りが遅くなり、連続で早いスイングをする事が難しくなります。

私は中学生の頃に「スブリィ」という素振り専用の少し重いラケットを購入して素振りをよくしていました。そのおかげでスイングスピードは早くなったと思います。打つ時間が沢山確保できている方はしっかり強打する事で十分筋力トレーニングになると思いますが、十分に打つ時間が取れない方は素振りを取り入れるのも良いと思います。

最後に

レッスンを受けている方が素振りしておきますと言われた際に、「どうぞ」と言う時と「やめておいてください」と言う時があります。振り方が安定してきた場合は「どうぞ」と言いますし、まだ安定していない場合は「やめておいてください」と伝えております。代わりに玉突きや回転などをかけるボール遊びに時間を割くと良いでしょう。

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