初めての卓球が楽しかったという方もいればそうでなかったという方もいらっしゃいます。
「地域の集まりで卓球に参加してみたけどラリーができなくて困った」「ラリーが全くできなくて相手に申し訳なくなった」という悩みの声を聞きます。
そんな悩みを解決すべく初めて卓球をする方にみんなの卓球部でどのようにレッスンしているかご紹介したいと思います。
多球練習orマシーンでボールを台に入れる感覚を養う
ボールを入れる感覚なしにスイングの仕方に意識を向ける事は難しいので、まずはボールを入れる感覚を養い、慣れてきたらスイングの仕方に意識を向けるという順序を取っております。
ボールを台に入れるためには下記3点を意識すると良いでしょう。
1.ラケット面を90度くらいに維持
2.ラケット面を打ちたい方向に向ける
3. 小さくスイング
初めはゆっくりスイングのやり方を考えられるように、多球練習やマシーンを使ってボールを入れる感覚を養い、徐々にスイングを固めていきます。
初めての場合は完璧を求めすぎず入れる事ができればOKくらいで考えても大丈夫です。
上記1~3を聞いただけで簡単にラリーができてしまう方もいます。
通常はラケット面が下に向いてしまったり、左に向きすぎてしまったりと何かしら問題点が出てきます。その際は多球練習でゆっくり考えながら微調整していきます。ラリーだと考える余裕がないため、問題点を改善できない場合があります。
多球練習でも改善できない場合はマシーンを使用します。ラケット面の角度を約90度にしてラケット面を打ちたい方向に向けてラケットを静止した状態で当てるだけの練習をします。
マシーンのワンコース練習でも少し飛んでくる所が異なり、微調整をしながら当てる必要があるため、ボールを入れる感覚を養う事ができます。
慣れてきたら徐々にスイングをしていき、安定してきたら再び多球練習に戻ります。
ラリーをする(ボールをつなげる)
多球練習・マシーンは振り方を身に付けるには便利ですが、相手が打ったら準備して打つというリズムを覚えるには適していないためなるべくゆっくりでも良いので早い段階でラリーする事を心がけています。
ゆっくりラリーができるようになれば徐々にピッチを上げていきます。
ラリーができなければ再度多球練習やマシーンで微調整してラリーを実施します。
人によってはこれだけでコーチと100回ラリーできる場合があります。
※注意点としては上から下にラケットを振るクセがつくとナックルボールが出て相手が打ちづらくなりラリーがやりづらいという問題が生じる事があるため、上から下に振るクセがあれば早めに指摘します。
フォア・バックやりやすい方からはじめる
一般的にはまずフォア打ちから始めることが多いですが、フォア打ちがどうしても続かないという事であればバックから始めてもよいでしょう。
フォア打ちがダメでもバック打ちならできて、そこでリズム感がわかってフォア打ちができたという方も中にはいたので、フォア打ちに固執せずにやりやすい方から始めるというスタンスが良いでしょう。
さいごに
個人的には一番初めはボールが入れば良いというスタンスで、ボールを入れる感覚を掴んでからスイングの仕方に意識を向けていければ良いと思います。
初心者の方で卓球やってみたけどなかなかラリーが続かなかったという方は近くの卓球場にいって、多球練習やマシーン練習をしてみると良いと思います。
逆にマシーンや多球練習だけでは対人でやる際のリズム感を覚えられないため、ラリーをする練習も取り入れた方がよいでしょう。
動画でもまとめておりますので、ご覧ください!
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