ニー・シャーリエン選手をご存知でしょうか。現在はルクセンブルクに帰化していますが、元々中国の代表として出ていた選手です。年齢は2021年東京オリンピック出場時点で58歳で、オリンピック全競技の中で史上最年長出場記録を持っている方です。人柄の良さが伝わってくる素敵な選手です。
戦型は左利きでフォア面に粒高ラバー、バック面に表ラバーを貼っており、トップレベルではかなり少数派の戦型です。反転もできるため表ラバーでも打ちます。希少な戦型を極めているため、対戦相手からすると慣れておらず苦戦するというわけです。
そんなニー・シャーリエンについて今回はご紹介したいと思います。
プロフィール
■名前：ニー・シャーリエン（倪夏蓮/NI XIA LIAN）
■生年月日：1963年7月4日（2021年12月時点で58歳）
■世界ランキング：43位（ITTF 国際卓球連盟発表 2021年第11週現在）
■出身国：中国
■国籍：ルクセンブルク
■VICTASのアドバイザリースタッフ
■戦型：左中国式ペンホルダー守備型
使用用具
■ラケット：SWAT CHN（中国式ペン）
■ラバー
フォア面：CURL P1V（変化系粒高）
バック面：VO>102（ハイエナジーテンション表ソフト）
果敢なプレーを見せる事で卓球のすばらしさを伝えたい
下記URLからはOlympic channel の取材に対してニー・シャーリエンが答えている動画を見られます。
印象的な事は自分のできる事は年齢的に限定されているものの、決して諦めない果敢なプレーを見せることで卓球のすばらしさを伝えたいと話していた部分です。時には試合結果よりも重要だとも答えており、人柄の良さが垣間見えます。
世界ランキング10位の中国人選手を撃破
2021年11月に行われていたWTTコンテンダー ノボメスト大会にて世界ランキング10位の王芸迪（ワン・イーディ）をまさに諦めない果敢なプレーで倒してしまいます。
下の動画40:30頃からスタートしますので、ご興味のある方は視聴してみてください！
数週間後に王芸迪（ワン・イーディ）がリベンジを果たす
実は約数週間後に再戦しているのですが、そこではワン・イーディがストレート勝ちしており、リベンジを果たしています。
印象的な場面はゲーム数0-2の5-5ですごいラリーが繰り広げられるのですが、ニー・シャー リエンは点が取れなかったもののとてもチャーミングな笑顔を見せ、心から卓球を楽しんでいる事がわかります。試合中に見せる笑顔がチャーミングで素敵ですね。
最後に
58歳でも諦めなければ世界レベルでも勝てると証明した事は多くの方に希望を与えたと思います。世界レベルではなくとも身近な大会で年齢的な事を理由に勝つのは厳しいと思いだした方はニー・シャーリエンの果敢な試合を見て自分を奮い立たせましょう！
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