雑誌やネットで打ち方の情報は沢山手に入れる事ができるようになりましたが、元の打ち方からどのように修正していくかは人によって異なります。頭ではわかっていても振り方を変えられない事がよくあります。しっくりとくる表現に出会えるかどうかが重要です。
「みんなの卓球部」としてレッスンの中で実際にあった具体例をご紹介していき、「みんな」のお役に立てればと思います。
第2回は「バックハンドで短い下回転を持ち上げる際にネットミスをしやすい方」
下回転を上回転にして返球しようとする際にどうしてもラケット面が極端に下に向いてネットミスをする方がいます。ボールにあたる瞬間にある程度ラケット面が立っている必要があるのにバックスイング時に面を寝かせていて、そのままラケット面が立たずにスイングしてネットミスしてしまうパターンです。
解決できた表現
台の上にラケットを垂直に立ててそこからバックスイングを取らずに押し出すように打球する
ポイントは下記3点
- ラケットを台に垂直に立てる
- 打球点は頂点を意識
- ボールの真後ろから押し出すように打球
実際にラケットがピン球に当たる際にはラケットの面をある程度立てる必要があります。現在面がすぐ寝てしまう方は垂直に立てた状態から振れば実際にピン球に当たる際には少しだけ面が被さった状態になると思われます。かなり強いインパクトで打てば面が寝てても入りますが、技術を習得しようとされている段階であれば、まずはラケット面を立てた状態から押し出すもしくは当て擦るイメージで打つ事をおすすめします。
薄くとる打ち方をすると薄くとりすぎたことによって落ちたのか、回転に負けて落ちたのかが自分でわかりづらいです。
またバウンド直後を打とうとすると面が下がってしまう事が多いので頂点、または頂点後くらいのイメージで打つとラケット面が立った状態で打球しやすいです。
面を立てた状態で打つ事できるようになれば、徐々にバックスイング時に面を寝かせてもよいでしょう。
最後に
台にラケットを垂直に立てたところからバックスイング(反動)なしで振って入れる事ができれば、バックスイングを取った際に威力のあるボールを打てるようになります。まずは威力は考えずに適切なラケット面を出す事を意識して台に入れることを優先しましょう。
下記動画にバックフリックの初めの感覚の掴み方をまとめておりますので、ぜひご覧ください!
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