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キョウヒョウ8-80、8-80パワーレビュー

「キョウヒョウ」というと硬いラバーの代名詞的な存在。
そんなキョウヒョウシリーズの中にキャッチコピー「食い込ませて飛ばすキョウヒョウ」が登場。それがキョウヒョウ8-80、キョウヒョウ8-80パワー。
芝田沙季選手、大野颯真選手がキョウヒョウ8-80をバックハンドで使用されています。

ディグニクス09c、グレイザー、ラザンターCシリーズ等の微粘着テンションが流行っているため、食い込ませやすいキョウヒョウと聞くと微粘着テンションではなくて「粘着テンション」なのかと想像して、試してみたいという方もいるのではないでしょうか。

そんな食い込ませて飛ばすキョウヒョウをテンションラバーユーザー目線から検証してみました。※フォアハンドで検証。

結論から言うと試打した結果、キョウヒョウ8-80は粘着ラバー、8-80パワーは微粘着テンションと粘着ラバーの間のラバー。
キョウヒョウ8-80は硬めで弾まないのでアウターラケットにおすすめで、キョウヒョウ8-80パワーはそれなりに弾む7枚合板、インナーラケット・アウターラケットにおすすめです。
テンションユーザーでもアウターラケットを使っている方はどちらもおすすめできて、インナーラケット・7枚合板、5枚合板等を使っている方にはまずはキョウヒョウ8-80パワーをおすすめします。

価格・スペック

■キョウヒョウ8-80
価格:税込6,600円
硬度:42.5(ドイツ硬度52.5)
厚さ:特厚のみ(2025年10月時点)
アクティブチャージなし(テンション加工なし)

■キョウヒョウ8-80パワー
価格:税込7,150円
硬度:40(ドイツ硬度50)
厚さ:特厚のみ(2025年10月時点)
アクティブチャージあり(テンション加工あり)

アクティブチャージが施されている8-80パワーの方が税込価格で550円高く、硬度は8-80パワーが2.5度軟らかいです。ちょっとネーミングがややこしく、パワーの方が軟らかい。パワーはテンション加工してある方と覚えましょう。
通常は硬度が硬い方が重いはずですが、みんなの卓球部で使用したものでは今回硬い方のキョウヒョウ8-80の方が2g軽かったです。

キョウヒョウ8-80パワー カット後約47g

キョウヒョウ8-80 カット後約49g

キョウヒョウ8-80
キョウヒョウ8-80パワー

ラバー表面に記載されている商品名等は全て一緒ですが、キョウヒョウ8-80パワーの方が鮮やかな色をしています。

ラケット別考察

インナーラケット+キョウヒョウ8-80(テンション加工なし)

インナーラケット(インナーフォースレイヤーZLC)にテンション加工していない8-80を貼って打ってみましたが、軟らかさはあまり感じず、普通の粘着ラバーという印象。中高陣だと飛ばないので、テンションの使用感だとネットに届かない事がよくありました。

アウターラケット+キョウヒョウ8-80(テンション加工なし)

アウターラケット(張継科ZLC)に貼り直して打ってみると硬さはあるもののテンションラバーの使用感でも打球する事ができました。

インナーラケット+キョウヒョウ8-80パワー(テンション加工あり)

柔らかい方の8-80パワーをインナーラケット(インナーフォースレイヤーZLC)に貼って打ってみると8-80とは違いテンションの使用感でも打てました。弾みの良いインナーラケット・7枚合板、アウターラケットにおすすめという印象。


どちらのラバーも共通して言えることは軽打ではそこまで飛ばないので、サーブを短く出しやすく、ストップ、ブロックもやりやすいです。テンションラバーで慣れているとハーフロングで出したつもりなのに台上で3バウンドしたり、そもそもネットを越えない事もありましたので、それなりに練習が必要です。テンションラバーユーザーで強く振るクセがあってオーバーミスが多い方やサーブ・レシーブを短くできるようになりたいと思っている方にはおすすめできるラバーです。

まとめ

「食い込ませて飛ばすキョウヒョウ」と言えども色んなラケットに対応できるのはテンション加工してあるキョウヒョウ8-80パワー。お値段がキョウヒョウ8-80より高い理由が少し垣間見えました。キョウヒョウ8-80は割と「粘着ラバー」なのでテンションラバーユーザーはアウターラケットでの使用をおすすめいたします。

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