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初めての卓球ラケット・ラバー購入で気を付けたいポイント

卓球を始めようと考えた時ラケットを購入しようと考えると思いますが、用具選択を間違えると不要な出費になってしまうことになります。今回は不要な出費をしないための用具選びについて紹介していきます。

レジャー向けラケット

卓球メーカーは「ラバーばりラケット」、「貼り上がり」等と表現しており、基本的にはレジャー向けで卓球台が置いてあるゲームセンターや温泉宿等で使われています。

レジャー向けラケットが向いている人

不定期で卓球未経験の家族や友達で遊んだり、会社のイベントで卓球をやるとなった時にそれなりにラケットの数がいるという方に向いています。

性能として反発が弱くかつ回転がかけづらいですが、相手コートにボールを返すだけなら意外と相手の回転の影響を受けづらいため台に収まりやすいです。

張本智和1800 キッズ

※両面にラバーが貼られています
※ラバーばりラケットはラバーの貼り替えができません
※レジャー用としてご利用ください
※ルール上は、公式試合での使用も可能です
※ラバーばりラケットはラージボールには使用できません
※使用中に肌などに異常を感じた場合は、ただちに使用を中止してください
※製品を加工すると、性能や品質を損なう恐れがあります

レジャー向けラケットが向いていない人

小中学の部活で定期的に練習する方や、卓球のレッスンを受けようとされている方にはあまりおすすめできないラケットです。

理由はラバーの貼り替えができないという点と反発も弱くかつ回転がかけづらいからです。基礎練習でワンコースでラリーを続ける練習では初めは小さい力でボールに上回転や下回転がかかって飛んでくれた方がラリーが続きやすいです。技術を向上させていこうと考えている方は多少反発力のあるラケットや引っかかりやすいラバーを使用した方が良いでしょう。

シェークハンドラケット1本+裏ソフトラバー2枚

卓球を始める方にまずおすすめしたいのはこの「シェークハンドラケット1本+裏ソフトラバー2枚」。※卓球プレーヤーはシェーク裏裏と略します。

ラケットは日本式ペンや中国式ペン、ラバーは表ソフトラバー、粒高ラバー、アンチラバー等様々な種類がありますが、まずはシェークハンドラケット(以降シェークハンド)と裏ソフトラバー2枚をおすすめします。

私は初心者の方には木材5枚合板に高弾性ラバー2枚もしくはライトテンションラバー2枚の組み合わせをおすすめしています。木材5枚合板は約5,000~6,000円程でもそれなりに良いものが売られていて飛距離も十分出ます。高弾性ラバーは1枚2,500円~3,000円程度で購入可能なためラケット1本+ラバー2枚で計10,000~12,000円程で買いそろえられる計算です。ライトテンション(高弾性ラバーよりも弾む)の場合だと1枚3,500円~4,000円程で購入できるのでラケットと合わせて15,000円あれば購入できます。

中学生が高校まで卓球するつもりだったり、シニアの方や女性でボールを飛ばす力があまりない方は初めから7枚合板やインナーカーボンが搭載された弾むラケットを使用するというのも選択肢の1つだと思います。

おすすめする理由を紹介していきます。

1.裏ソフトラバーは回転がかけやすい

一般的にラバー単体で売られている裏ソフトラバー(アンチラバー除く)は1,000~3,000円程度で売られているラバー貼りラケットで使用されているラバーよりも飛距離が出ます。裏ソフトラバーには高弾性ラバー、テンションラバーという分類があるのですが、テンションラバーの方が飛距離が出て回転も掛かります。初めて使うラバーとしては比較的安価な高弾性ラバーを使うことが多いですが、最近では初めからテンションラバーでも良いと考える方もいます。

みんなの卓球部では小学生には高弾性ラバーからスタートしてもらう事が多いです。高弾性ラバーからスタートする理由としては価格がリーズナブル、自分で回転をかける感覚を養いやすい(テンションラバーだとテンションの性能に頼ってしまう)、テンションラバーよりも回転に対して鈍感なためレシーブがやりやすいといった点が挙げられます。フォア打ち、バック打ち、ツッツキ等ができるようになったらライトテンション(テンションラバーの中でも軟らかくて軽い)にステップアップするという流れを取っています。※台にボールを入れる感覚があるような場合は初めからライトテンションを使ってもらうこともあります。

2.ラバーを貼り替えられる

ラケットは落として割ったりしない限りはずっと使えますが、ラバーに関しては劣化してきて弾みが弱くなってきたり、上手くなってきてステップアップとして高弾性ラバーからテンションラバー、表ソフトラバー等に変更したりすることがあるため、半年以上卓球を続けようと考えている方は貼り替え可能なラケットとラバーを使用していた方が良いでしょう。

3.情報が入手しやすい

現在40代以上の方にはペンホルダーを利用している方も多いですが、30代以下は圧倒的にシェークハンドが多いですし、世界のトッププレーヤーの9割以上はシェークハンドと言えるため、卓球の主流は「シェーク裏裏」。Youtubeやブログ等で打ち方の情報を得ようとした時にはシェーク裏裏の情報が一番得やすいです。日本語よりも英語の文献の方が多いから英語を勉強した方が良いと考えるのと似た発想かもしれません。

まとめ

レジャーとして卓球をするのであれば「ラバー貼りラケット」を使用しても良いと思いますが、半年以上続けるつもりで卓球を始めるのであれば少し反発力のあるラケットと回転が掛かってくれるラバーを使用した方がよいため「シェークハンドラケット1本+裏ソフトラバー2枚」を選択した方が良いでしょう。

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