はじめに
中学校体育連盟(中体連)の試合に地域のクラブチームからでも出場できるというニュースを聞き、調べていたところ京都においては日本スポーツ協会の公認指導者資格が必要とのことでしたので取得してきました。
今後取得する方がさらに増加すると思われます。
簡単に公認卓球コーチ1の流れをまとめたので参考にしていただければと思います。
公認卓球コーチ1取得の流れ
JSPO(日本スポーツ協会)の資格として公認卓球コーチ1があります。受講科目として共通科目と専門科目の2つがあり、共通科目はJSPO(日本スポーツ協会)が実施しているe-ラーニングを受講し、専門科目は私の場合大阪卓球協会が主催していた公認卓球コーチ1養成講習会(2日間)を受けてきました。2日間の内1日は実技、1日は座学・筆記で共通科目・専門科目どちらも合格すれば公認卓球コーチになれます。
共通科目
共通科目はJSPO(日本スポーツ協会)が実施しているe-ラーニングを受講します。内容は動画視聴・リファレンスブックを読んでの選択式のテスト及び記述式の課題があります。選択式のテストは勉強してなくてもわかる問題もあれば読まないとわからない問題もありました。記述式のテストは何回でも受けられるのでとりあえず受けてみるのもよいかもしれません。
記述式の課題はケーススタディ形式になっており、自分自身の行動計画を記述するような課題になっています。一例ですが、「プレーヤーのミスに対するコーチング」という動画を視聴して、実際の指導の場であれば自分自身ならどうするかを記述していきます。
選択式のテストはあまり時間はかかりませんが、記述式の課題はそれなりに時間がかかるため全て終わらせるために1か月程見ておいた方が良いかもしれません。締め切りもあるので計画的に進めていきましょう。
専門科目
私部長は京都在住で、京都で受けようと思ったら実施していなかったため、大阪で講習会を受ける事にしました。申込書が大阪卓球協会のHPで掲載されていたので、出力して京都卓球協会に送付、その後京都卓球協会側で審査され、認められれば京都卓球協会から大阪卓球協会へ申し込むという流れになっていました。
大阪卓球協会の2023年度(令和5年度)受付に関しては先着25名となっていました。受付期間は令和 5 年 5 月 10 日(水)~6 月 20 日(火)でしたので、4月・5月くらいから気を付けてホームページをチェックしておいた方が良いでしょう。
ちなみに当日京都から来ていたのは私一人だけでした。兵庫、奈良、滋賀、四国から来ている方もいました。
令和 5 年度日本スポーツ協会公認卓球コーチ1養成講習会開催要項
公認卓球コーチ1になるための費用
共通科目は15,400円+リファレンスブック2,640円、専門科目は15,400円必要ですので計33,440円です。また大阪卓球協会で受けてきた際には卓球コーチング教本(公益財団法人日本卓球協会編 大修館書店)3,000円が必要でしたので実際には36,440円。私は事前に購入していきましたが、講習会当日に購入されてる方も結構いらっしゃいました。※必要な方はご連絡くださいと書いてあるので当日購入の場合は協会側に連絡を入れておいた方が良いでしょう。
今後下記の教材を使うかどうかはわかりませんが、ご興味ある方は事前に購入してみても良いかもしれません。
また公認コーチに合格すれば下記の登録料計18,300円が必要となります。
基本登録料:10,000円
資格別登録料:5,000円
初期登録手数料(初回登録時のみ):3,300円
更新期間は4年ですので、4年に1回15,000円支払う必要があります。
つまり受講を受ける際には36,640円、合格すれば18,300円が必要になりますので計54,940円。また4年に1度15,000円かかってくる計算です。
どのような方が取得に来ていたか
・中学校の部活動の顧問をしていて勉強のために
・中学校に卓球部がなく卓球場から中体連の試合に出してあげたい
・卓球場のコーチとして信用度を高めるため
分類すると上記の理由で来ている方が多かったです。卓球場でコーチをしていてかなり実力があるという方もいましたが、中学校で部活動の顧問をしている・始めるという方が多かったです。細かい受講内容は記載する事ができませんが、初心者の方でも気にせず参加する事ができると思います。
さいごに
卓球のコーチとしての信用度を高めるためや中体連の試合に出場させたいと思っている方は取っておいた方が良い資格だと思います。費用は約55,000円程かかる事を考えると、卓球の技術的な向上を目指すのであれば、お近くの卓球場にいってレッスンを受けた方が効率は良いでしょう。
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