2023年度から全国中学校体育大会(全中)に学校からだけでなく民間のクラブチームや総合型スポーツクラブのチームからも参加可能になる予定です。
この対応は少子化によりチームが組めない場合や教員の負担軽減への対策等が挙げられます。
>>全中、部活以外のチームも参加可能に プロユースや民間クラブに門戸
民間のクラブチームというとみんなの卓球部も含まれますし、プロクラブの下部組織も含まれます。
また総合型スポーツクラブという各都道府県の地域住民の方が運営しているクラブも参加可能です。
総合型スポーツクラブについてあまり知らなかったので調べたところ下記のように記載されておりました。
総合型地域スポーツクラブは、人々が、身近な地域でスポ-ツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブで、子供から高齢者まで(多世代)、様々なスポーツを愛好する人々が(多種目)、初心者からトップレベルまで、それぞれの志向・レベルに合わせて参加できる(多志向)、という特徴を持ち、地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブです。
参照:スポーツ庁総合型スポーツクラブ
京都市にも現時点(2022年3月15日)で8つの総合型スポーツクラブが存在するようです。
令和2年度総合型地域スポーツクラブに関する実態調査結果
総合型スポーツクラブでは様々な競技が実施されています。「多種目」を謳っているだけあり、6~10種目程実施しているクラブが多いようです。
またクラブ数に関しては卓球が1位です。下のグラフを見る限りでは全クラブチーム(2,216)の約半数近くが卓球を実施しているという結果になっています。
こどもから高齢者までできるスポーツだから種目別クラブ数が1位なのだと推測されます。
上記データの実施期間、方法、回答状況については下記の通りです。
実施期間
令和2年10月15日(木)10:00~令和2年11月16日(月)17:00
実施方法
各都道府県教育委員会(または担当部局)スポーツ推進課を通じ、域内の総
合型地域スポーツクラブに対して活動状況の調査を依頼。各クラブからイン
ターネット専用フォームへ回答する形式で実施。
回答状況
該当クラブ数 :3,633
回答数 :2,294
回答率 :63.1%
最後に
総合型スポーツクラブは地域のコミュニティ形成、世代間の交流、健康維持等様々なメリットがあります。卓球はその中でも特に幅広い年齢層に支持されており、激しく運動することもできれば軽めの運動にする事もできます。この特徴が種目別クラブ数1位になった理由かもしれません。
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